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明日 人生で一番愛した人に逢うだろう わたしはきっと泣かない マスクの下で引きつった笑顔を作りながら 御礼の言葉を述べるだろう

 

本当に好きだった

 

じゃなきゃ何も先送りになんかしなかった 事情があって入籍は出来ないというなら せめて一緒にいたかったし あなたの望むように 看取らせてほしかった 苦しいのは いまだに胸を苦しませるのは 許されるならば今からでもまた わたしはあなたを愛したいということ