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生と死は対極にあるのではなく 死は生に包括されていると思う 死は生の一部であると 当然 一度でも死ねば 肉体的には滅んでしまう けれども その精神は生き続けるかもしれないし 忘れられるまで 誰かの心のなかで生き続けるのかもしれない そんなことどうだっていいのだけど

 

旧い友人と話す機会があり昔の話をした   肉体関係がある相手だったので 当時のことも懐かしく思い出していたら あなたはとてもよく濡れていたと言う 近ごろわたしはよく倒れて血を流すし 涙も流す 枯れてしまうよりは良いのだろうか なにもかも