1622

一体わたしは誰のために生きているんだろう あなたはわたしの生き甲斐と言われても わたしの生き甲斐はあなたではないわけで あらゆる煩雑な 些細な事柄(それらは服についた草の実 あるいは指に刺さった小さな棘のようなものだ)を ひとつひとつ対処していくことを考えると もう芯からうんざりしてしまう わたしが居なければこんなことにはならなかった そうだ やっぱり15歳で初めて死のうとしたときに 終わらせておくべきだったのだ この忌まわしい肉体を 校舎の屋上から叩き落としてしまえば良かった

 

そういう風に何度も何度も後悔しながら生きてきたことを わたしは誰にも言わない これからもずっと 嘔吐しながら生きる