1979

水色の格子柄の着物を買った。古着屋で悩んでいたら、信じられない値段にまけてくれたのだけど、案内を送るからと個人情報を伝える羽目になった。もう大人なので買う買わないは自由だけど、電話がかかってきたら面倒だなと思った。けれども、着物自体はヴィヴィアン・ウエストウッドのワンピースのような色合いで本当にかわいいのだ。裏地がシミだらけなので、おそらく数回着てしまい込んでいたのだろうと思う。正直いって、ここまで汚れているのはうちには無かった。あるいはほとんど紅絹だったからか。もうそんな古いのはなかなか売っていない。定義上のアンティーク着物が「増える」ことはないのだ。